インフルエンザといえばタミフル!こちらは有名ですね。しかし、今注目を集めているインフルエンザの治療薬、それはリレンザです!予防薬としても効果があるリレンザ!今年注目ですよ!

リレンザとタミフルの成分の違い

リレンザとタミフルは、共にウイルスのノイラミニダーゼを阻害する抗インフルエンザ薬ですが、成分には違いがあります。ノイラミニダーゼとは、インフルエンザウイルスの表面にある突起を構成するタンパク質酵素のことで、他の細胞へ感染する際に、シアル酸と糖の結合を切るために作用します。この作用を阻害するのが抗インフルエンザ薬で、投与によりウイルスが他の細胞へと感染できなくなることで増殖がストップし、結果的に早めに治癒することが可能となります。タミフルの有効成分は、香辛料の八角に含まれるシキミ酸から合成されるオセルタミビルです。カプセルタイプとドライシロップタイプの2種類が存在し、発症から48時間以内に経口投与されることで効果を発揮、ノイラミニダーゼを阻害しインフルエンザウイルスの増殖を抑えます。A型とB型のインフルエンザウイルスに作用する一方で、タミフルに耐性のあるAソ連型に対する効果は望めませんが、2009年に流行した新型インフルエンザA型H1N1には効果を発揮しました。リレンザもタミフルと同様、ノイラミニダーゼを阻害することでウイルスの増殖を抑えますが、有効成分はタミフルとは違いザナミビル水和物です。専用の吸入器により、消化管を通さず喉の粘膜から直接浸透するため、経口薬に比べ副作用が少ないという特徴があります。乳蛋白が含まれるためアレルギーを持っている人は注意が必要なほか、上気道からの吸収となるため、喘息など呼吸器官に既往病がある人は医師に相談する必要があります。適応するウイルスはタミフルと同じA型とB型ですが、ウイルスの耐性が起きにくいというメリットがあるほか、投与から作用までの時間が早いことも特徴の一つです。

吐き気がひどくても服用できるリレンザ

インフルエンザの特徴と言えば高熱が出ることですが、吐き気や嘔吐を伴うものもあります。インフルエンザの症状としてはあまりなじみがなく、同じような時期に発症する腸管性感冒と症状が似ているため間違えられやすいものでもあります。インフルエンザも腸管性感冒も放っておくと症状が悪化してしまうので、まずは病院で治療を受けて病名を確定するようにしましょう。インフルエンザだった場合に吐き気や嘔吐があると、内服薬の治療薬を飲んでも嘔吐してしまって効果が見られないことがあります。一般的な吐き気止めなどはインフルエンザが原因となっている場合には効果がないと言われています。内服薬の場合には胃腸での消化吸収が行われて初めて患部に薬効成分が届きますが、嘔吐してしまってはその人の体格に見合った量の薬剤が吸収されていなかったり、そもそも全く吸収されていないという事態になっている可能性があります。そんな時には内服薬ではなく、吸入薬であるリレンザを処方してもらうと良いでしょう。何度か吸入して気道に薬剤が入ればそれで終わりという手軽さで、消化吸収という内服薬では必ず行わなければいけない段階を飛ばして患部に直接薬剤を届けることができるというメリットがあります。患部に直接薬剤が届くので、吸入してから1分ほどで薬の効果が現れウイルスの増殖を抑制する効果があると言われています。上手く吸入できるかどうか心配だという人でも、近頃では調剤薬局などで吸入方法を教えてくれたり、その場で1回目の吸入を一緒に行ってくれるところもあります。ただしリレンザはインフルエンザ発症から48時間以内に吸入をスタートしなければ効果がないとも言われています。早めに病院に行くようにしましょう。

リレンザは幼児にも服用できるのか

冬に流行するインフルエンザはA型のものが多く、A型が終息したころB型が流行し始めます。どちらもインフルエンザウイルスによるもので、飛沫や接触、空気によって感染していきます。季節性のインフルエンザの場合、リレンザやタミフル、イナビルといった抗インフルエンザ薬が良く効きます。リレンザを使用するには高熱が出てから2日以内に吸入するのが大切で、ウイルスが増殖しきったころに吸入しても効果はありません。ウイルスの増殖を抑える薬なので、増えすぎると対処できないからです。リレンザの特徴としては、吸入薬であること、大人も子どもも同じ量の薬を使用すること、などがあげられます。吸入薬なので、気道付近で増殖するウイルスに対し、直接作用することができます。また、体内に吸収されないので、副作用が少ないのも特徴です。そのため、リレンザは幼児や、10代の子供、大人、高齢者にも使用されます。幼児が使用する場合、うまく吸入できるかどうかが処方の判断となります。5歳未満の子供には、安全性が確認されていないこと、うまく吸入できないことにより、リレンザでなくタミフルが処方されます。5歳近辺でうまく吸うことができれば、リレンザが使用されます。幼児の場合、吹くことはできても、吸うのは難しいことがあります。リレンザを使用する時は、薬をセットせず、そのまま練習を行うと良いでしょう。2回ほど練習をすると感覚がつかめるため、薬を吹き込んでも失敗がありません。薬はパウダー状のため、思い切り吸い込んでしまうと、むせてしまったり、吹き出してしまったりすることがあります。薬が出てしまっても引き続き投与しないように注意しましょう。必ず1回分を守るようにします。

■リレンザについて詳しく知りたい方はこちらです
リレンザ 添付文書

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