インフルエンザといえばタミフル!こちらは有名ですね。しかし、今注目を集めているインフルエンザの治療薬、それはリレンザです!予防薬としても効果があるリレンザ!今年注目ですよ!

インフルエンザには市販の解熱剤で治る?

毎年冬に猛威を振るうインフルエンザ、予防接種を受けていてもかかってしまう人は大勢います。インフルエンザはウイルスを病原とする気道感染症で、一般的な風邪症候群と区別されるものです。

私たちの体の中には免疫という働きがあるため、通常一度感染した病原体に対しては抗体を作り、再び病原体が侵入した際に感染を起こす前にウイルスなどを排除することが可能です。しかし、このインフルエンザウイルスは変異が頻繁に起こるため、毎年のように新しいタイプのウイルスが発生します。そのため前回の抗体が機能しないため、毎年冬に流行してしまいます。

インフルエンザの潜伏期間と症状

インフルエンザウイルスの潜伏期間はA型・B型ともに1~3日間です。潜伏期間のあとに発熱・頭痛・倦怠感などの症状が突然発生し、その後に鼻水や咳などの上気道炎症状が見られます。鼻水や咳の症状からただの風邪と勘違いしてしまうことがありますが、風邪とインフルエンザとでは違うため、周りに広めてしまう可能性が高いです。また、高齢者や子供、腎臓病患者や糖尿病などの代謝疾患を持っている患者では重症化する危険性があり、最悪の場合死に至る可能性もある感染症です。

インフルエンザ発症中に解熱鎮痛剤を飲むと危険?

風邪と勘違いしてしまうと怖いのは、市販の解熱鎮痛剤を飲んでしまうことです。市販の鎮痛剤をインフルエンザ感染時に飲んでしまうと、インフルエンザ脳症と言われる命にかかわる症状を引き起こす可能性があります。インフルエンザ脳症とは、主に6歳以下の小児に発症する大変危険な脳障害で、高熱を出してから数時間から1日のうちに痙攣や意識障害などの神経症状をきたし、死亡率は約30%に上るとされています。インフルエンザの合併症の中でも最も重篤な疾患の一つです。

高熱が下がらないからと親が家にあった薬を子供に飲ませることで、かえって悪化させてしまう可能性があることを覚えておかなければなりません。

インフルエンザにロキソニンは効果ある?

インフルエンザでは高熱が出てしまうため、睡眠や食事が十分にとれなくなります。睡眠や食事が十分にとれなくなると体力が低下し、インフルエンザが重症化する可能性が高くなってしまう可能性があります。

このような場合、熱を下げるために市販の解熱剤であるロキソニンを服用しても良いのでしょうか。市販の鎮痛剤の多くはNSAIDsと呼ばれる非ステロイド性鎮痛薬です。このなかには先ほど説明したインフルエンザ脳症を引き起こす危険性が高い薬剤が多くあります。

1つはサリチル酸系・アセチルサリチル酸系と呼ばれる解熱剤で、アスピリンやバファリン配合錠などが広く使用されています。その他にもジクロフェナクナトリウムと呼ばれる成分が配合されているボルタレンやナボールもインフルエンザに対して用いてはいけません。また、ポンタールなどのメフェナム系、エテンザミドなども危険です。

インフルエンザ脳症やもう一つの危険な合併症であるライ病は小児に特に起こりやすいとされているため、ここで上げたような解熱剤は小児には禁忌です。比較的重篤な合併症の起こりにくいとされている成人でも、インフルエンザ発症時にはこれらの解熱剤の服用は避けたほうが良いとされています。

成人ではインフルエンザの解熱のためにロキソニンが処方されることがあります。ロキソニンに含まれている成分は、今のところインフルエンザ脳症などの重篤な疾患との関連性が報告されていません。ロキソニンの解熱効果は大変大きいため、成人の解熱には効果的だとされています。しかし強い薬剤であるため自己判断で使用するのは危険があるため、必ず医療機関を受診し医師に指示をしてもらうようにしましょう。

インフルエンザの流行時期に発熱してしまった場合、安易に家にある解熱剤を服用するのは大変危険なので避けることをおすすめします。

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